オーラルフレイルについて
オーラルフレイルとは
「オーラル(Oral)」は「お口」のことで、「フレイル(Frail)」には「脆い」「弱い」といった意味があります。
「オーラルフレイル」とは「歯やお口の働きの衰え」のことで、老化の始まりのサインとも言われています。
歯とお口の働きには、「食べる」、「話す」、「感情表現」、「呼吸」などがありますが、加齢とともにこれらのお口の機能(口腔機能)が衰えてしまうと、栄養状態から筋力の低下を招き、介護が必要になる場合もあります。
オーラルフレイルの症状にできるだけ早く気付くことは、健康的な身体を維持するためにとても大切なことなのです。
オーラルフレイルの症状
オーラルフレイルの症状には、下記のようなものがあります。
・かたいものが噛めない。
・食べこぼすことが多い。
・よくむせる。
・滑舌が悪い。
・お口の中が乾燥する。
下のチェックリストで、オーラルフレイルのセルフチェックをしてみましょう。
オーラルフレイル セルフチェックリスト
□かたい物が食べにくくなった。(2点)
□お茶や汁物でむせることがある。(2点)
□義歯(入れ歯)を入れている。(2点)
□お口の乾きが気になる。(1点)
□外出が少なくなった。(1点)
□たくあん、さきイカなどを噛むことができない。(1点)
□1日に1回以下しか歯を磨かない。(1点)
□1年間歯医者に行っていない。(1点)
チェックのついた合計の点数で、オーラルフレイルの危険性が分かります。
0~2点:オーラルフレイルの危険性は低い。
3点:オーラルフレイルの危険性あり。
4点以上:オーラルフレイルの危険性が高い。
オーラルフレイルの予防
オーラルフレイルを予防する方法にはお口の体操などがあります。
また、定期的にお口の中をチェックし、お口の中の些細な変化に早めに気づき、早めに対処することがとても大切です。
健康的な毎日を過ごすためにも、定期的な検診を受け、お口とお身体の健康を維持していきましょう。