ドライマウスについて
2020.08.27
ドライマウスとは
「ドライマウス」は「口腔乾燥症」とも呼ばれ、様々な原因によりお口の粘膜が乾く歯科疾患の一つです。
ドライマウスの症状
ドライマウスには、主に以下のような症状があります。
・口渇感
・舌や粘膜の痛み
・口臭
・話しにくくなる
・食物を飲み込みにくくなる(摂食嚥下機能の低下)
・味を感じにくくなる(味覚異常)
・虫歯や歯周病になりやすくなる
・感染症にかかりやすくなる
ドライマウスの原因
ドライマウスの原因としては、以下のようなものがあります。
・口呼吸
・ストレス(自律神経の乱れ)
・脱水(水分摂取不足、下痢、嘔吐など)
・薬の副作用(抗うつ剤、抗不安薬、降圧剤、鎮痛剤など)
・全身的な疾患(シェーグレン症候群、糖尿病、甲状腺機能障害、尿崩症など)
治療方法
生活習慣が原因の場合は、口呼吸をやめる、脱水を予防する、ストレスを軽減するなど、ドライマウスの原因に合わせて生活習慣を改善することで症状が軽くなることが多いです。
全身的な疾患が原因である場合は、疾患自体の治療を進めることが大切です。
薬の副作用が原因である場合は、可能であれば薬の変更をしてもらいますが、変更のきかない薬も多く、症状を抑える対症療法が中心となります。
保湿成分の含まれたスプレーをお口の中に噴霧したり、保湿ジェルを塗ることでドライマウスの症状を抑えることができます。
お口の乾きでお困りの方は、お気軽にご相談ください。